四天王寺中学校1998年算数A第2問(解答・解説)
(1)
分母が全部5で揃(そろ)っているので、分子の和を求めて、あとで5で割るのがいいでしょう。
分子の和
=1+2+3+・・・+99+100
=(1+100)/2×100 ←等差数列の和の公式を使いました。
=101×50 ←この問題の場合、5050と計算してもいいでしょう。ただし、答えでない部分では、無駄な計算をしないほうがいいですが・・・
求める答えは
101×50/5
=1010
となります。
(2)
約分できない分数を考えるより約分できる分数を考えるほうが楽ですね。
この問題の場合、約分すると分母が1になるので、約分できる分数というのは、整数のことです。
結局、約分できるものの和は、1/5以上100/5=20以下の整数の和になるので、
1+2+3+・・・+20
=(1+20)/2×20
=210
したがって、約分できない分数の和は
すべての分数の和−約分できる分数の和 ←(1)が誘導になっていましたね。
=1010−210
=800