四天王寺中学校98年B第8問(解答・解説)

やりとりの後、Aのビー玉は、直前のCのビー玉の半分とAのビー玉の半分、Bのビー玉は、直前のAのビー玉の半分とBのビー玉の半分、Cのビー玉は、直前のBのビー玉の半分とCのビー玉の半分となっていることはすぐにわかりますね。
(1)
1回目のやりとりの後のCのビー玉は、Bのビー玉の半分とCのビー玉の半分、つまり、Bのビー玉とCのビー玉の合計の半分となっています。
これが60個に相当するから、BとCがはじめに持っていたビー玉の合計は
  60×2
 =120個
となります。
(2)
1回目のやりとりの後のAのビー玉は、Cのビー玉の半分とAのビー玉の半分、つまり、Cのビー玉とAのビー玉の合計の半分となっています。
はじめBはAより24個多く持っていたので、Cのビー玉とAのビー玉の合計は、Bのビー玉とCのビー玉の合計より24個少なくなります。
Cのビー玉とAのビー玉の合計が
  120−24
 =96個
となるから、1回目のやりとりの後のAのビー玉は
  96×1/2
 =48個
となります。
(3)
ここまでを整理すると、次のようになります。
                 A  B  C
 はじめ
 1回目のやりとりの後  48  ○ 60
 2回目のやりとりの後   □     △
 3回目のやりとりの後  59
□は
  (48+60)×1/2
 =54
となります。
△は
  (59−54×1/2)×2 ←わかりにくければ、54×1/2+△×1/2=59という式を作って、逆算すればいいでしょう。
 =64
となります。
○は
  (64−60×1/2)×2 ←わかりにくければ、60×1/2+○×1/2=64という式を作って、逆算すればいいでしょう。
 =68
となります。
ここまでを整理すると、次のようになります。
                A  B  C
 はじめ
 1回目のやりとりの後  48 68 60
はじめのAのビー玉とBのビー玉の合計は
  68×2
 =136個
で、はじめの3人のビー玉の合計は
  48+68+60 やりとりなので、和一定ですね。
 =176個
だから、はじめのCのビー玉は
  176−136
 =40個
となります。

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