四天王寺中学校1999年算数A第3問(解答・解説)
角度を求める問題です。
角度を求める問題では、わかっている角度を書き込んでいくことが大切です。
その際、等しい辺の長さを書き込んでいくことも大切です。
この問題の場合、角度を書き込んでいくと、二等辺三角形と正三角形が登場します。
下の説明を読みながら、問題文の図に角度を書き込んでいきましょう。
三角形ABDがAB=ADの二等辺三角形であることに注目すると、
∠ABD
=∠ADB
=48度
となり、
∠CAB
=∠DAB−∠DAC
=(180−48×2)−21
=63度
となります。
三角形ABFに注目すると、
∠FAB(∠BAE)
=180−(∠ABF+∠AFB)
=180−(48+108)
=24度・・・(1)の答え
となります。
三角形ABEに注目すると、
∠BEA
=180−(∠ABE+∠EAB)
=180−(48+30+24)
=78度
となるから、三角形ABEはAB=AEの二等辺三角形になります。
∠CAE
=∠CAB−∠EAB
=63−24
=39度
だから、
∠DAE
=∠DAC+∠CAE
=21+39
=60度
となります。
結局、三角形AEDは正三角形になります。
∠DEC
=180−(∠BEA+∠AED)
=180−(78+60)
=42度
となります。
三角形CAEに注目すると、
∠ECA
=180−(∠CAE+∠AEC)
=180−{39+(60+42)}
=39度
だから、三角形CAEはEC=CAの二等辺三角形になります。
結局、三角形EDCはEC=EDの二等辺三角形になるから、
∠EDC
=(180−∠DEC)÷2
=(180−42)÷2
=69度・・・(2)の答え
となります。