甲南中学校2000年2期算数第3問(解答・解説)
金額はすべて10の倍数だから、1/10の金額で考えます。結局、5と8から整数を作る問題にすぎません。
横に5個ずつ数字を並べた表を書きます。 ←5の倍数が縦方向で一気に消えるからです。この問題では、横に8個ずつ数字を並べてもいいでしょう。
上の表で、ある数が作られると、その数の下にある数はすべて作ることができます。縦方向は、5ずつ増えるからです。
5の下にある数はすべて消えますね。
8の倍数(8、16、24、32)の下にある数もすべて消えますね。
これでこの問題は解決しました。
(1)
20以上32以下で作ることのできない整数は
22と27 ←8を順にひいていっても、5の倍数(一の位が0か5)にはなりませんね。
ですね。
したがって、200円以上320円以下の郵便料金で、支払うことのできない料金は
220円、270円
になります。
(2)
上の表から明らかなように、28以上の整数はすべて作ることができます。
280円以上の郵便料金は50円と80円の2種類の切手ですべて支払うことができるので、A君の考えは正しいですね。
甲陽学院中学校1997年2日目第3問と大阪大学2000年前期理系第3問にもぜひチャレンジしてみましょう。