大阪星光学院中学校2007年算数第4問(解答・解説)
この問題は、ラ・サール中学校1996年算数1日目第5問と全く同じ問題です。
問題文の見た目が一部変わっていますが、実質的には全く同じ問題です。
下の解説は、ラ・サール中学校1996年算数1日目第5問の解説の表現を一部改めただけのものです。 ←出題者が手抜きをすると、解説するほうも楽ですね(^^;)
白白、白赤、赤白の入れ方をそれぞれA、B、Cとします。
「赤のおはじきは横にもたてにも続けて入れることはできません。」という条件から、Aの次は、A、B、Cのいずれか、Bの次は、AかCのいずれか、Cの次は、AかBのいずれかになります。
1行下 1行下 1行下
A → A B → A C → A
→ B → C → B
→ C
逆から考えます。
1行上 1行上 1行上
A ← A B ← A C ← A
← B ← C ← B
← C
これを整理すると、次のようになります。
上 下 上 下 上 下
A A A B A C
B C B
C
Aの個数は、1行上のAの個数とBの個数とCの個数の和になり、Bの個数は、1行上のAの個数とCの個数の和になり、Cの個数は、1行上のAの個数とBの個数の和になります(式で表すと、(ある行のAの個数)=(1行上のAの個数)+(1行上のBの個数)+(1行上のCの個数)、(ある行のBの個数)=(1行上のAの個数)+(1行上のCの個数)、(ある行のCの個数)=(1行上のAの個数)+(1行上のBの個数)となります)。
あとは、表をかいて機械的に処理します。
行 1 2 3 4 5 ←5行目は、実際には不要です。
A 1 3 7 17 41
B 1 2 5 12 29
C 1 2 5 12 29
計 3 7 17 41 99
(1) (2) (3)
なお、BとCが条件的に同じことに注意すると、手間が少し省けます。 ←条件の対等性を利用して作業を減らす!
もちろん、樹形図をかいて、根性で解くこともできます。(^-^;)
ホームページには、この問題と同様の問題を取り上げているので、ぜひ解いてみましょう(京都大学1999年前期文系数学第5問、灘中学校1996年算数1日目第9問、ラ・サール中学校1997年算数1日目第4問など)。