筑波大学附属駒場中学校2013年算数第1問(解答・解説)
(1)
筆算を書いてみれば、すぐに答えを出せますね。
ABC
+DEF
999
1桁の整数を2個たしても最大で9+9=18だから、繰上りはありませんね。
したがって、A+D=B+E=C+F=9となるから、
A+B+C+D+E+F
=A+D+B+E+C+F
=9+9+9
=27
となります。
(2)
AB
CD
+EF
99
1桁の整数を3個たしても最大で9+9+9=27だから、繰上りがあったとしても一の位から1繰り上がるだけですね。
結局、A+C+E=9でB+D+F=9となる場合とA+C+E=8でB+D+F=19となる場合しかありえませんが、(1)より、A+C+E=8でB+D+F=19の場合しかありえないことがわかります。
(ア)
(1)とA=1、C=2より、D=9−1=8、F=9−2=7となります。
ここまでの様子を筆算に表すと、
1B
28
+E7
99
となるから、B=4、E=5となります。
したがって、求める6桁の数は142857となります。
(イ)
A=1のとき、C+E=7でC=1〜6の6通りあり、Cが決まればEも自動的に決まり、A+D=B+E=C+F=9より、D、B、Fも自動的に決まります。
結局、この場合は6通りあります。
A=2のとき、C+E=6でC=1〜5の5通りあり、Cが決まればEも自動的に決まり、A+D=B+E=C+F=9より、D、B、Fも自動的に決まります。
結局、この場合は5通りあります。
A=3のとき、C+E=5でC=1〜4の4通りあり、Cが決まればEも自動的に決まり、A+D=B+E=C+F=9より、D、B、Fも自動的に決まります。
結局、この場合は4通りあります。
以下、同様の繰り返しになりますね。
したがって、6桁の整数ABCDEFは全部で
6+5+4+3+2+1
=21個
あります。
ダイヤル数が絡んだ問題(京都大学1957年解析1第2問)をホームページで取り上げているので、ぜひ解いてみましょう。